電気自動車 家で充電するとどの程度オトクになるのか(プリウスPHEV編)結果は意外なことに!

ある日、実家の母から、「プリウスPHVを家で充電して走ったほうがお得か、ガソリンだけで走ったほうがお得か計算してほしい」と言われました。

そこで、いろいろ調べ、計算してみました。実際どっちがオトクなんでしょう。


そもそも、PHVとはプラグイン ハイブリッド 自動車(Plug-in Hybrid Veicle)の頭文字をとったもので、電気自動車(車に搭載された電池に家庭などで充電した電気を充電してモーターで動かす車)と、ハイブリッド自動車(メインのエネルギーはガソリンだけど、余った動力を電気に変えバッテリーに充電し、エンジンの補助にモーターを使う車)のいいところを組み合わせたもので、エコな車として注目されています。

プリウスPHVは2012年に発売されてから、2度のモデルチェンジがなされています。

性能が良くなってきていて、バッテリーや燃費が向上しています

そもそも、電池や燃費の性能は発売された時期によって異なるため、いくつか表にしてみました。

まず、この表について説明します。

①のEV走行性能というのは、バッテリーを満タンに充電した状態でモーターだけでどれだけの距離は走ることができるかを示しています。最新のものだと70km近くもガソリンがなくても走れるんですね!

②のプラグインハイブリッド燃費というのは、車が自動で電気とガソリンを使い分け走ったときの燃費です。1Lのガソリンで30~40km走ることができるんですね。ここで注意が必要なのは、公表値(メーカーが言っている燃費)と実際に使うときの燃費は違うということです。メーカーが発表している値は現在JC08という基準のもとで燃費の測定試験をしています。これは実際の生活に近い状態で測っていますが、やはり実際に走ってみるとエアコンの使用や乗る人数が異なるため、これらの値の70~80%程度が実際の燃費と考える必要があります。

③のバッテリー容量はどれだけ電気を貯めれるかを示しています。2017年発売のプリウスはバッテリー容量を上げ、そのほかの効率も上げたことから走行性能が上がったそうです。

④の充電方法は、どれだけの時間で充電し終わるかに関係します。

 

 


実際に計算してみた

さて、ここで計算に入ります。(気にならない人は飛ばしてください(笑))

まず、どれだけの時間充電にかかるか調べてみましょう。

  • にあるAC100V/15Aなどは、100V(ボルト)の電圧、15A(アンペア)の電流で充電する。ことを表しています。

 

バッテリーを水槽に例えて、水槽に水(電気)を貯めることを考えてみましょう。

電圧をパイプの数、電流をパイプから出る水の量とイメージしてください。

100Vをパイプ1本とすると、200Vはパイプ2本で水槽(バッテリー)に貯めれます。

一本から出る水の量が同じ場合、200Vで入れるほうが同じ時間で入れれる水の量は二倍ですよね!

 

バッテリー容量の単位kWhについてみていきます。Kはキロと呼んで1000倍を意味します。(1kg=1000g(グラム)、1km=1000mですよね)

つまり、4.4 [kWh] = 4400 [Wh]、8.8 [kWh] = 8800 [Wh]です。

 

このWhというのは、Wは電力量、hはhour。つまり時間を示しています。

どれだけの電力量で充電したら一時間でたまるかということを示しています。

電力量は、言ってみれば1秒でどれだけ水がたまるかというもので、電圧(パイプの本数)と電流(流す水の量)で決まっています。(秒と時間が出てきてややこしい)

 

電力量[W] = 電圧[V] × 電流[A]

という掛け算で求めれます。

一時間で貯めれる量[Wh]は電力量に1かけるだけでいいです!

 

一時間に充電できる量はこんな感じ。

 

次に、一時間に何パーセント充電できて、充電まで何時間でできるか計算しましょう。バッテリー容量(=水槽に入れれる水の量)は決まってますから、何本のパイプでどれだけの強さで水をいれれば何時間で水槽(バッテリー)を満タンにできるかがわかりますよね。

 

では、少し計算してみましょう

これは簡単。バッテリー容量をさっきの一時間にどれだけ充電できるかで割れば、満タンまでの時間がわかりますね。*1や*3の100Vで行うものが、家庭で一番簡単にケーブルを買ってこればできるものですが、最新の機種だとバッテリー容量が増えたこともあってものすごく時間がかかることがわかります。。。。

18時、19時に帰宅し、そこから充電すれば、バッテリーが空っぽでも朝の9時ごろに充電が終わります(かかりすぎ!)バッテリーが空になるまで使うことはあまりないのでそんなに心配はいりませんが(笑)

 

*2のような200Vで行う充電は急速充電と言われるほど、早く充電ができます。しかし、家庭で行おうとする場合、電気工事が必要です。このタイプの充電ができる設備は、トヨタの販売店や、ショッピングモールなどにあるので買い物ついでなどで利用するといいかもしれません(なかには無料で充電できるところも!)

さて、本題。次にどれだけお得か。もし、電気だけで走るほうがガソリンよりお得なら、家で充電して、会社などまで電気だけで往復してまた充電すれば安い電気代だけで済みますよね。

 

さて、それを調べるためにまず、電気の従量料金(1kWh使った分の値段)を見てみましょう。これは、電力会社や契約プランで異なるのでいくつか例を出して計算してみましょう。だいたい、一般家庭の場合、1kWhつかうごとに、21~29円くらいかと思います。(2019年6月現在)

 

従量料金が21~29円の場合、バッテリーを満タンにするまでいくら電気代がかかるか以下の表にまとめました。

2017年式のプリウスPHVだと、184~255円で68km走ることができることになります。(実燃費は7割から8割と言われているため、実際にバッテリーだけで走れるのは50~60km弱くらいと考えておくといいでしょう)

 

これでは、ちょっと得なのかそんなのかわからないですね。


ガソリンと比べてみましょう。ガソリンも値段が変わるため、いくつかのパターンでまとめてみました。

10km走った時のガソリン代は以下の通りです。実燃費は公表値の8割程度として計算しました。

 

それでは、電気で走った場合の電気代も重ね合わせてみましょう。

 

んんん???

まず初めに、2012/2015年式のほう。ガソリンが1L165円の時と電気が1kWhあたり21円の時、電気で走ったほうがオトクという結果になりました。

 

 

続いて、2017年式。こちらもガソリンで走ったほうがオトクという結果に。。。。。

 


まとめ

自宅で日中や夜に充電して使ってもすごくオトクになるという結果にはなりませんでした。もちろん、使い方や、電気のプランによってはガソリンよりお得になるかもしれません。また、今では無料で充電できる場所はたくさんあるので、それを利用すればすごくオトクに充電できます。もっともっと高効率な車が出てくるといいですね。

※あくまで個人が試算したもので実際のこの通りに行くとは限りません。参考にしていただければ幸いです。

 

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